ブロガーがたくさんいる時代で
文字でお金が稼げない時代に
わたしはコピーライターになった
ずっと文字を書くのが好きだった。でもお金になったことといえば、メルカリでちょっとした小説を出品したぐらい。ドキドキしました!なんて言われると本当に嬉しかった。
中学の時から小説を書いていた。自分を投影した主人公がいて、その主人公はいつもハーレム。それは、モテなかった自分の理想を紡いでいた。
そして、違う小説では世界を救ってみたり。
実生活では出せなかった自己顕示欲を、小説にぶつけていた。
毎日の妄想が文字で活きた。友達に見せて、無理矢理「面白い」の感想を貰って満足した。
未完成のまま実家にあるその小説たちは、何年たっても面白い。いじめられて、苦しかった時代に書いた自分の理想だからこそ、よくぞここまで持ち堪えたと、読みながら暖かい気持ちになる。黒歴史っちゃ黒歴史なんだけど。
それから十数年。
わたしは大人になった。
コピーライターになりたい!と思ったのは、単純だった。長々と文章を書くよりも、キャッチーなコピーを書く方が得意だと、ある日突然気づいたからだ。
広告代理店に面接に行ったこともある。でも、思い描いていたものと現実は違った。普通に落ちたし、面接官がクセがありすきて、普通に働きたくないと思った。
こんなところに居たら
自分が書いた文章なんて世に出ないじゃないか
そもそも今の時代、フリーでやっているブロガーはたくさんいる。フリーでなくても、ブログがあればブロガーだし、そんな人たちの方が面白い。
旅行だったり、料理だったり、恋愛だったり、自分の武器が分かっているし、全面に押し出して、楽しくて面白い記事を世に出している。
すごいと思う。
同時に劣等感も少しある。
わたしに強みなんかはない。
インドアだし、テレビもないし、趣味を聞かれると困る。彼氏もいない。これといった仕事をしてきたわけではない。
でも運良くコピーライターになれた。
実生活だとかっこつけちゃうから、等身大の自分の思いを吐き出していく場所が欲しいと思った。
みんなそう。
一生懸命、自己顕示しながら生きている。
いいね!を貰いながら生きている。
コピーライター2ヶ月目のわたしが、自分の成長記録として思いを書いていく。この場所だけはかっこつけずに、更新していきたいと思う。